サポートから一言!

当店ではWindowsパソコン関連のトラブル相談、修理を承っております。最近は起動しなくなってしまったパソコンからデータを取り出してほしいとの内容の相談が多くありますが、BitLockerが有効なためにデータの取り出しが一切できないケースがあります。

こんな画面が出たとき、回復キーがわからない場合ここから進めなくなってしまいます。

BitLockerはパソコンのストレージを暗号化する機能で、WindowsのPro以上で利用でき、メーカー製のパソコンであればHomeでも利用できます。本来はパソコンが紛失・盗難された場合に備えてパソコンのデータを保護するためのものです。ただ何らかの要因(UEFIでTPM関連の設定変更後、Windowsの不具合など)によって、Windows起動時に回復キーを求められることがあります。このとき回復キーがわからないとログインできずそれ以上進めなくなってしまいます。

Windows11では設定アプリから確認できます。※有効化にはMicrosoftアカウントでのログインが必要
Windows10ではコントロールパネルから確認します。

BitLockerの回復キーは48桁の数字で、Microsoftにログインしてアカウント情報で確認する、PowerShellで特定のコマンドを打つなど、複数の方法で現在の回復キーを確認できます。またBitLockerが有効かどうかはWindows 11の場合「設定アプリ → プライバシーとセキュリティ → デバイスの暗号化」から確認できます。

BitLockerは万が一に備えるための機能ですが、回復キーがわからなければパソコンのデータを取り出せなくなってしまうおそれがあります。こうした状況にならないよう回復キーの確認、BitLockerが不要と感じる方は無効にするなど、一度確認をおすすめいたします。

タイトルとURLをコピーしました