先週の２１日に、大リーグ・マリナーズのイチロー選手が、プロ野球選手としての第一線から惜しまれながらも引退することを発表し日米通算２８年間のプロ生活に幕を下ろしました。引退会見をご覧になった方も多いと思います。深夜遅くまで行われた為、私はネットニュースで読みました。
会見の中でいろんな名言がありましたが、「子供達にメッセージは？」との問いに「自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つければそれに向かってエネルギーを注げる、そういうものを早く見つけてほしい。それが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁に向かっていくことができる。自分に向くか向かないかよりも、自分の好きなものを見つけてほしい」、「イチロー選手の生き様で・・・？」「生き様というのは僕にはよくわからないですけど、人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。あくまで測りは自分の中にある。自分の限界を見ながらちょっと超えていくということを繰り返していく」、「夢を叶えて、今、何を得たと思いますか？」「成功すると思うからやってみたい。それができないと思うから行かないという判断基準では、後悔をうむだろうなと思います。できると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい。その時にどんな結果が出ようとも後悔はないと思うんですよね」など印象に残っています。考え方がシンプルで自分のやりたいことを思うようにやり続けてきたのでしょうね。
フィギュアスケートの羽生選手が「努力はウソをつく。でも無駄にはならない」と言っていました。必ずしも報われるとは限らないけれども、努力はすべきであるという含みを持った発言だと思います。イチロー選手も後悔の無いようにいろんな練習を継続してやってきたのだと思います。イチロー選手の場合アドバイスしてくれたコーチなどの話はあまり聞きません。おそらくいろんなアドバイスがあったとしても自分なりに理解し、何が一番良いのかを考え取り入れていったのだと思います。今後どのような道を歩むかわかりませんが、野球のことを愛した方ですから野球には関わっていって欲しいと思います。
