店長のひとりごと!

10月4日に放送された「プロフェッショナル仕事の流儀 教えてくれるのは、いつも子どもたち 少年野球監督 辻正人」を録画して最近見ました。勝利に固執し、今とは“真逆”の指導にのめり込んだ過去もあったが、大人が勝ちたい、大人が子どもの心を支配する少年野球はあるべきではない。そう改心し、指導者自身が成長し、子どもたちが集まるチームになった、ということでした。子供たちがチャレンジしようとする心を何より大切にし、失敗から自ら考え何かを学ばせ、またチャレンジしていき共に成長していこうとする素晴らしいクラブチームでした。放送の中で「良いプレーが出るから楽しいんじゃない。楽しんでたら良いプレーが出来る。みんなで、自分だけ楽しむのでなく周りの人も楽しいような雰囲気や声がけをしよう」という言葉が印象的でした。そして実際に子供たちが楽しそうに野球をしている姿に好感も持てました。最近いろんなスポーツで指導方法が大きく変わってきているように思います。心の成長と共に指導方法も変わっていくように思いますが、具体的に夢や目標を持ち、それを数値化し期限を決め共に向かっていく過程において楽しさだけではなく厳しさも出てくるように思います。問題は指導者と選手がその夢や目標を共有できるかではないでしょうか。でも共有できたとしても達成できるとは限りませんが、そこに向かって歩んできた過程は人生の財産になるように思います。特に子供たちには大きな夢を持って欲しいと思います。

今回もあるFBに載っていた言葉を一つご紹介したいと思います。
「仲間に声をかける。自分が苦しい時ほど、仲間に声をかけ、励ます。元気をもらおうとするよりも、元気を与えようとすることで、元気をもらうことができる。励ましてもらおうとするよりも、励ますことで、励まされる。出したものが入ってくる。与えることで、与えられる。苦しい時ほど仲間に声をかけ、みんなで元気になろう。」

スポーツ心理学に「ミラーイメージの法則」という言葉があります。相手に向けた感情や思考が、そのまま自分に跳ね返ってきて、自らの思考や行動に影響します。このような意味の言葉のようです。したがって、アスリートたちは、自分の出番が終わっても競技会場に残って仲間を一所懸命応援するようです。「応援、声援」という「良いエネルギー」を提供することで、「良いエネルギー」を受け取るのです。「がんばれ、勝ってほしい」という言葉で人を励ます心は、人間の最も美しい「愛」の感情と連動するのではないでしょうか。 「愛」が心の中で活動している時、人は力強く、美しい存在となると思います。そこに「愛」がある時、人は強くなれるものだと思います。仲間への励ましを大切にしながらも、まだ開催されているラグビーワールドカップに目を向けるとそこにはラグビー精神「One for All, All for One」(1人は全員のために、全員は1つの目標のために)がありますが、こちらも大切な言葉だと思いました。

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