サポートからひと言!

今月も中盤となりました。
だいぶ暖かくなり、桜の開花ももうすぐといった感じです。

さて、先日当店サポートカウンターへセキュリティ-ソフトについてのご質問がありました。
ご質問内容としては現在、セキュリティ-ソフトのカスペルスキーを年間契約して使用しているが、このままソフトの使用を続けていても問題無いのか?というご質問でした。

カスペルスキー セキュリティーソフト

お客様がこのようなご質問をされた理由としては先日、テレビや新聞等のニュースで大手通信会社のNTTグループがカスペルスキーの使用を中止する方向で検討しているという記事が掲載されたためのようでした。
現在のところセキュリティー上の大きな問題は確認されていないため今後の使用についてはお客様のご判断にお任せしますという事に留めさせて頂きました。

カスペルスキー画面

ロシアの首都モスクワに本社のあるカスペルスキー社は、個人や法人向けにセキュリティー関連のソフトや、秘匿性が高いVPN(仮想私設網)のサービスを広く提供しており、世界で4億人以上が利用しているといいます。
現在、こう着状態となっているウクライナ情勢問題でロシアのソフト会社カスペルスキーについて、安全保障上の脅威になりうる可能性のある通信機器やサービスの排除をしたいという事がNTTグループがソフトの使用中止を検討している背景にあるようです。
今後このようなロシア製ソフトの対応について、公的機関や一般企業、個人もソフトの中止使用を検討するケースが増えてくるものと思われます。

ここでひとつ、セキュリティーソフトの機能について考えてみたいと思います。
セキュリティーソフトの主な機能としてはネット回線を介して侵入してくるウィルスの防御や個人情報などの重要なデータの流出を防ぐ、などといったものが主な機能となります。
また、セキュリティーソフトは他に重要な機能があります。
ソフトで駆除したウィルスの種類や数、外部からの不正侵入などの攻撃を受けた場合、履歴として残ったIPアドレス情報がソフトを販売管理しているセキュリティーソフト会社のサーバーへネット回線を介してデータが時系列で蓄積されるシステムとなっています。

セキュリティーソフトの機能 概略図

この蓄積されたデータはソフトのウィルス定義ファイルの更新プログラム作成やソフトアップデートのデータ作成に役立てられます。
セキュリティーソフトは導入時にソフトのシリアルナンバーと使用者の個人情報を登録して使いますのでソフトのシリアルナンバーは個人情報と紐づけされる事となります。
つまりセキュリティーソフト会社は膨大な個人情報を管理しているという事を理解しておいて下さい。
今回のカスペルスキー社にの件についても同様の事が言えるという事になります。
セキュリティーソフトの機能の補足として説明させて頂きました。

パソコンのトラブルやセキュリティー対策などついては当店サポートカウンターまでご相談下さい。

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