先日久々に書店に行き面白そうな本を購入してきました。「甲子園優勝監督の失敗学」という本ですが著者の前書きに『「失敗」に対する拒否反応する自分がいたが「失敗」だとマイナスの意味が強いですが「失敗学」となると過去の失敗を生かして成功につなげるというプラスの意味になります。』という文章を見て購入してみました。その内容は数名の優勝監督へのインタビュー記事になっています。まだ全部読んではいませんが、最初の仙台育英、須江監督の言葉に『失敗を生かせる選手とそうでない選手の差は失敗という結果そのものには向き合わず失敗につながった原因にちゃんと目を向けられることです。つまりはできたこと、できなかったことの結果ではなく「打てなかったのはあの練習が悪かった。もう少し別のやり方で取り組む必要がある」と過程に目が向くかどうか。結果が出たとしても「あの練習がよかったからもっと続けていこう」と思えるかどうか。取り組みの過程があってこその結果。結果だけを気にしてしまうといつまでたっても成果は上がらない。』と書いていました。ついつい結果を求めてしまいますが、失敗した過程が大切でその後に冷静に分析しさらに上を目指して繰り返し挑んでいくことが成長につながるということでしょう。まだまだ学ぶことがたくさんあると感じました。

今回もあるFBに載っていた言葉を一つご紹介したいと思います。
「失敗は誰にでもあるもの。失敗がその人の運命を決めるのではない。失敗に向き合うその人の態度と行動が、運命を決めるのだ。めげず、ふてず、あきらめず。失敗を、次のチャンスにいかしていこう。」
上記の内容にもつながる言葉だと思いますが、失敗が学びを深め、失敗が人を磨くように思います。大切なことは、失敗しないことではなくて、失敗にめげず、次の行動を起こしていくことではないでしょうか。どんな偉大な人たちだって、数多くの失敗を経験しています。失敗するから、人は学び、自己成長を遂げていくのだと思います。「糧にする」を辞書で調べると経験や出来事などを今後の人生の成長のために用いることとあります。失敗を糧にして、次のチャンスをつかみとるためにも、失敗からの学びを大切にしなければいけないと感じました。