先週はなんといってもドラフト会議が話題でした。県民が注目していた金足農業の吉田投手は日本ハムから１位指名を受けました。スムーズに入団することになると思いますがこれからがますます大変でしょうね。他に今年同球団から指名された選手は花咲徳栄の野村外野手、横浜高校の万波外野手、大阪桐蔭の柿木投手と高校では超有名な選手も指名されています。これから厳しい競争が始まると思いますが、故障しないよう体をきちっと作り練習に励んでレベルアップして欲しいと思います。明るい未来を夢見て入団しても志半ばで、戦力外通告を受ける人もいます。本当に厳しい世界ですよね。いろんな誘惑に負けないよう自分に厳しく素直に立ち向かうことができるかが課題なような気がします。長く現役を続けることができる選手になって欲しいと思います。今年はロッテから明桜高校の山口選手も指名されました。吉田投手と同じパリーグですので公式戦で対戦できるようお互い成長していって欲しいと思います。ロッテの成田投手も２年目が終わりましたが侍ジャパンＵ－２３で活躍してました。来シーズンが楽しみなところです。秋田県出身の人がいろんな方面で活躍してくれるのはうれしいことです。いろんなスポーツで盛り上がって欲しいと思います。
先日花巻東の硬式野球部、佐々木監督のコラムを見たのですが、「うちのモットーは「野球選手を育てるのではなく、野球ができる立派な人間を育てる」です。考えてみたら、プロ野球は86勝44敗くらいで優勝できますが、高校野球はただの1敗も許されない。ある意味でプロよりも厳しい戦いを強いられています。しかしその中にあって勝利だけに重点を置いたら、高校スポーツではなくなってしまいます。スポーツの力量と生き方、要するに社会的成功と人間的な完成を両方成し遂げられる人が、本当の意味での人生の勝利者であり、そういう人間を数多く育てていきたいというのが私の願いです」とありました。有名校であればあるほど勝利にこだわりたいと思いますが、生徒に考えさせ、自発的に行動させて、体験しながら対策を考え目標にチャレンジしていく過程で人間的に成長し結果として勝利を手にすることができる。勝利が伴うことは少ないかもしれませんが信念は貫き通して欲しいと思います。
