サポートからひと言!

今月も中盤となりました。
今月は官公庁や一般企業などで年度末というところが多く、コロナの影響で確定申告の期限も一ヵ月程延長となっているため決算書類と申告書作成を同時に行っているというところも結構多いようです。
今年は特殊な事情が重なりいつもと違う年度末となったため様々な書類の作成などでパソコンの稼働率が非常に高くなっているようです。
当店サポートカウンターにも決算書類の作成中にパソコンがトラブルになったという事で相談に来店されるお客様が通常よりも多くなって来ております。

年度末はサラリーマンの大晦日!

そういった中、先日非常に特殊なケースのパソコントラブル相談がありました。
パソコン本体がハードウェア的に故障し、機能しなくなった状態で中の決算書類のデータが必要で何とか復旧出来ないかというデータ復旧作業のご相談でした。
当店サポートにてデータ復旧作業のため内蔵されているストレージ(HDDやSSDなどの記録媒体)を取り出し、データを確認するとWindows10のセキュリティー機能のひとつで「BitLocker」という機能を使ってデータにパスワードがかかっている事が判明しました。
しかもこの「BitLocker」のパスワードが不明という事で結果的にデータの復旧が不可能という事になりました。
この「BitLocker」という機能はパソコンに内蔵しているストレージ(HDDやSSDなどの記録媒体)に48桁の数字でパスワードをかけデータの流出を防ぐという結構強力な機能となります。
パスワードがわからない限りデータにアクセス出来ない状態となります。
非常に強力なセキュリティー機能の反面、パソコンが故障したりトラブルになった際はデータ復旧作業が困難になる結構厄介な機能となります。

bitlockerパスワード入力画面

Windows10に標準搭載している「BitLocker」は最近のWindowsアップデートで自動的に内蔵しているストレージ(HDDやSSDなどの記録媒体)にかかってしまう場合があります。

パソコンの使用者がかけたつもりが無くても、いつの間にかかかった状態になっている事があり、普段はパスワードを要求される事が無いので「BitLocker」がかかった状態でも知らずに使っている事が結構多いようです。
パソコンに問題無く起動する状態であれば「BitLocker」は解除の状態でデータにアクセス出来ますが故障などで起動不能になった場合はデータにセキュリティーがかかりアクセス出来ない状態となりますので注意が必要です。

「BitLocker」がかかったドライブアイコン

あまり重要なデータが保存されていないパソコンであれば「BitLocker」については機能解除されて置く事をお勧めします。

解除方法については下記アドレスを参照して下さい。

https://pc-karuma.net/windows-10-disable-bitlocker/

パソコンに不慣れで「BitLocker」の解除操作についてわからないとかデータのバックアップ方法などについてのお問い合わせは当店サポートカウンターまでご相談下さい。

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