現在のWindows10は”Ver.1909”というバージョンが最新となっていますが、次期バージョン”Ver.2004”のリリース準備が完了したようです。「May 2020 Update」と称したこの大型アップデートは5月1日現在でまだ一般公開されていませんが、準備が整い次第、順次アップデートが適用されていきます。
このWindows10”Ver.2004”では様々な機能が追加されます。中でも注目なのが「クラウド経由でのWindowsの再インストール（リカバリや回復とも）が可能になる」という内容です。通常Windows10でOSの再インストールをする場合、”設定”→”更新とセキュリティ”→”回復”のところから開始できます。これまではストレージ上に圧縮されたWindowsのイメージを展開して再インストールを行うという方法だけでしたが、これの他に、クラウド経由でWindowsをダウンロードして再インストールできるようになるということです。またこれまでは、一度調子を崩したWindowsで再インストールを試みても、調子を崩した状態を引き継いでしまうことがあったり、そもそも再インストールができないことがありましたが、クラウド経由の再インストールが可能になることでそれが改善されると思われます。ちなみにMacBookなどのmacOSはインターネット経由でのOS再インストールができていましたが、Windowsには長らくこういった機能はありませんでした。
他にも今回のアップデートでは「”絵文字パネル”でサポートされる顔文字が追加される」というものがあります。実は一年ほど前の「May 2019 Update」で追加されていた機能で、”Windowsキー”と”.（ドットキー）”を押下することで呼び出せます。絵文字パネルでは絵文字と顔文字、記号の入力ができます。絵文字や顔文字はIMEの変換で呼び出すこともできますが、この”絵文字パネル”ではより簡単に見つけられるようになっています。
様々な機能が追加されるWindows10の大型アップデート。残念ながらアップデートと同時にバグが発生してしまうこともあります。Windowsの更新プログラム適用後いつもと違って何かがおかしいと感じたら、一度当店サポートカウンターへお気軽にご相談ください。
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