月曜日の第９７回高校サッカー選手権大会は青森山田高校が前回準優勝の流通経済大柏を３－１で破り２年ぶりの優勝で幕を閉じました。過去３試合先制を許しながら逆転での勝利には選手のメンタルの強さに感心しましたし、優勝が決まった瞬間、勝者の青森山田高校の選手がグランドに倒れ込み喜びに浸っていた姿に感動しました。心のどこかに自分たちは絶対優勝するんだという強い気持ちがぶれずにあったからでしょうし、そのプレッシャーから解き放された瞬間だったのでしょうね。そして絶対優勝するという思いを裏付けする質の高い練習や熱い言葉もあったからだと思います。途中出場する選手も活躍し監督と選手の信頼関係にも感心させられました。県外出身者が多いとはいえ東北のチームが優勝することは嬉しいことです。何より子供たちに勇気と希望を与えてくれるように思います。今大会はベスト８に東北のチームが３校、ベスト４に２校ですからすばらしい活躍だったと思います。サッカーに野球にと東北のチームの今後の活躍に期待したいと思います。
そういえば、レスリング女子で五輪３連覇を達成した吉田選手が現役引退を発表しましたよね。「霊長類最強女子」と称され、レスリング界の、日本の女子アスリートの象徴として誰よりも強く明るく振る舞ってきた吉田選手。４連覇を目指したリオ五輪。負担の大きい日本選手団の主将を引き受けて自らを奮い立たせたが、吉田選手に憧れる米国選手に決勝で敗れ銀メダル。涙をこぼし、何度も「ごめんなさい」と頭を下げた姿が印象的でした。本人が一番印象に残る試合はこの決勝戦と話をしてましたが、表彰台で２位の所に立って優勝者を見上げたときの自分と戦い敗れた人の気持ちが分かったと話をしてました。引退を決断するまでたくさん悩んだことだと思いますが、勝者の喜び、敗者の悔しさ、両方の気持ちを経験した吉田選手。今後指導者の道へ進むか分かりませんが、出来れば後進の指導に尽力し子供たちに夢を与えてほしいと思います。
