先週あるメルマガに、休校中の子どもたちに贈る「こんなときだから伝えたいこと」というのがありご紹介しましたが今週ももう一つ紹介したいと思います。
森繁久彌（もりしげ ひさや）という俳優さんがいました。
彼は、こんなことを息子さんに質問します。「広場でたくさん人がいたとする。そこにお前がまぎれ込んで、どちらの方向が空いているのか、自分が行きたい方向がどちらなのかわからない。こんな時、お前ならどうする？」息子さんは、「皆の行く方向についていく」、と答えます。森繁さんは、こう教えます。
「いいか。もしそこに、みかん箱が一つあったとして、それに乗れば頭一つ上に出るだろ。するとよく見えるな。どの方向が混んでいて、どっちが空いているか、行くべき方向がよく見える。そのみかん箱が『知識』というものだ」知識があれば、行くべき方向が見える・・・。
よく、「広い視野を持ちなさい」と言われることがありますね。「広い視野」を持つには、少しだけ高いところからものごとを見渡せばいいんです。箱ひとつ分高い場所からものごとを見れば視野は広がり、進むべき道が見えてくるのです。その箱が、知識です。では知識は、どうやって得ればよいのでしょう。もっとも簡単で、時間も場所も限定されない方法が、読書です。
読書のメリットとしては行ったことのない場所に行き、会ったことのない過去の人や、未来にも行くことができる。読書を通して、知識を得ることができる。知識習得以外にもすごい効果があり、それは、想像力を持てるということだとありました。最近は本を読む時間が減ってきていますが、過去のことや会うことが出来ない人の考えなどを活字を通して知識として自分のものにし理解し共感したり反発したり反省したりと考える時間を持つことも大切ですよね。一日５分でも１０分でも活字を読む習慣を身につけることが大切だと思いました。
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