店長の独り言!

先日なにげに番組表を見ていたら面白そうな番組がありました。その番組はEテレ「奇跡のレッスン」2週にわたり放送されていましたが感心してみてました。番組内容は世界の一流指導者が子どもたちに1週間のレッスンを行い、技術だけでなく心の変化まで呼び起こす、という内容で今回の指導者は、あの中田久美監督の右腕として「火の鳥NIPPON」を強化した、トルコのフェルハト・アクバシュさん。データバレーのスペシャリストとして国際的に活躍したアクバシュさんが、都立の強豪女子バレーボール部を指導するというものでした。印象的だったのは「心の中のモンスターを呼び起こせ」という言葉。誰もがミスをしたくない。失敗したくない。自分には無理。恥ずかしいというネガティブな心と同時に心の中にもの凄いパワーを秘めている。それを出しましょうと呼びかけていました。少しでも変わってくると、「凄いね~」「凄いね~」と声をかけ自信を付けさせる指導方法。素晴らしいと思いました。また、「たとえ自分がミスをしても勝てばすぐに忘れてしまいます。でも負けたら何を修正すれば良いか一生懸命考えます。負けることは良いことだ」とも言っていました。

そしてデータでチームの弱点を次々指摘し、具体的な対策を授けていました。実際の試合では最後まで諦めない心を育てながらもベンチメンバーを全て出場させ「凄いね~」「凄いね~」と褒めながら自信を付けさせていく。さらにベンチで一生懸命データを取っていたマネージャーまで「凄いデータだね」と褒め、内容をみんなに報告させる。だんだん雰囲気も良くなりまさにワンチームになっていく瞬間でした。基本にあるのは楽しく笑顔でやりましょうということでバレーを好きになって欲しいということでした。

高校野球の監督のことがネットニュースに載っていましたが、高校野球を始める新入生に伝えておきたいこととして「成功体験を積み重ねていくこと、それが自分にとっての成長にもなっていくのです。成功体験というのは、目標達成です。その目標も、自分が思い切り手を伸ばせば届くところにあるものでなくてはいけません。そして、その目標を一つ達成出来たら、また次の目標を設定して、そこへ向かって手を伸ばしていく。そうやって成功体験を重ねていくということです。目標も具体的には数字設定をして行くことが大切です」とありました。また「そこそこやるか、そこまでやるか。その違いは大きい」ともありました。両方のことで感じたことは生徒にスポーツを好きになって欲しいし人間的にも成長して欲しいと思っていることだと思いました。そのベースにあるのは愛情なんでしょうね。そんな指導者に出会えた生徒は幸せですね。

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