サポートから一言!

これまでパソコンからUSB機器などを取り外すときは「ハードウェアの安全な取り外し」をしなくてはなりませんでしたが、Windows10では去年の大型アップデートVer.1809からこの作業をせずにいきなり取り外してしまってもいいようです。

正確にはUSB機器などのポリシーの既定が「高パフォーマンス」から「クイック削除」に変更になったのが理由です。「高パフォーマンス」では、接続したデバイスへの書き込みをキャッシュするため書き込みが速度が速い代わりに「安全な取り外し」をする必要があります。「クイック削除」では、前述の書き込みキャッシュをしないため速度が遅い代わりに「安全な取り外し」を行わなくても問題ありません。「高パフォーマンス」ではUSB機器を「ハードウェアの安全な取り外し」をせずに取り外してしまうとデータ破損などのおそれがあったため、安全志向のポリシーへと変更されたということになります。ただし新しく既定となる「クイック削除」はキャッシュをしない分速度が遅くなっているので、写真や動画などの大容量データを頻繁に読み書きするUSB機器は「高パフォーマンス」に設定して置いた方が良いかもしれません。

ポリシーの変更方法は、①ポリシーを変更したいデバイスをパソコンに接続し、②左下のスタートボタンを右クリックしデバイスマネージャーを選択します。③デバイスマネージャー上のディスクドライブタブにあるUSB機器名をダブルクリックし、④ポリシータブにてポリシーの変更をします。一度変更を行えば取り外した後もそのポリシーのままとなるので、安全な取り外しの操作を忘れないようにしましょう。

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