週末の日曜日に放送された「THIS IS 中村俊輔～語り尽くす40歳の本心～」を深夜の放送でしたので録画してみました。平均２５歳で引退する選手が多い中、今年６月に４０歳になりこれまで何度も挫折を経験しながらも現役を続けている中村選手に密着したドキュメンタリーでした。
2002年日韓ワールドカップでは代表入り確実と言われながらもメンバーから落選、2006年ドイツワールドカップでは1勝もできず予選リーグ敗退、2010年南アフリカワールドカップでは途中出場1試合、優勝目前でリーグタイトルを逃した2013シーズンなど、数々の挫折を繰り返しては這い上がってきました。今なお中村選手を突き動かすのは「もっとうまくなりたい」というシンプルな欲求ですが、挫折の原点は１５歳の時横浜マリノスのジュニアユースからユースに昇格できなかったことが始まりのようでした。しかし中村選手は挫折をバネに変え努力し高校サッカー選手権で準優勝し横浜マリノスに入団することができたのでした。１５歳の時の挫折がバネになるという感覚をつかんでから挫折をプラスに考えるようになり挫折の後にどんどん成長して成功をつかんできたようでまさにドラマのようでした。
試合の時には相手チームの選手にもアドバイスを送り日本チームが強くなればいいという純粋な気持ちにも感動しました。たしか本田圭佑選手もガンバ大阪のジュニアユースからユースに昇格できず大きな挫折を味わったと記憶しています。人生において挫折を味わうポジションに身を置くか、そして実際に味わったときにどう考えるかによって大きく変わっていくのでしょうね。先日サンデースポーツでスケートの小平奈緒選手がインタビューで「自分の知らないことを知るということは楽しみでしかない」「自分の目の前に学びがあるうちは伸び続けていけると思う」と話をしてましたが、そんなポジティブな考えで毎日を過ごしていきたいと思いました。
