サポートからひと言!

秋田はここ連日蒸し暑い日が続いています。
熱中症には十分に注意してください。
さて、気温の高い日が続いているためかハードディスク故障が原因のパソコントラブル相談が急増して来ております。

高温の使用環境に注意!

後梅雨が明けると本格的な夏の暑さが到来します。

暑さのため更にハードディスク故障によるパソコントラブルが増えてくると思いますのでパソコンが正常に動作する内に重要なデータについてはこまめにバックアップしておく事をお勧めします。
 

こまめなバックアップを

毎年ながら夏の暑いが続くとハードディスク故障相談が増えますがではなぜ暑くなるとハードディスクが故障するのか?と疑問に思われる方が結構いると思います。

なぜ、ハードディスク故障が発生するの?

まず、一般的にハードディスクの寿命の目安は平均3年~4年程度(時間換算で約26,000~35,000時間)と言われています。
また、ハードディスクの種類、動作環境、データの管理方法などによってもハードディスクの寿命は大きく左右されます。

ハードディスクの構造をもう少し詳しく説明すると…
ハードディスクには、プラッタと呼ばれる磁力を保存できる「磁性体」を塗布させた円盤が、1枚以上入っています。このプラッタの磁性体にデータが記録されています。
そして、磁気ヘッドがプラッタにデータの読み書きを行っています。
なお、プラッタと磁気ヘッドの隙間は10数nm(1nm = 0.000001 mm)といわれています。モーターによってプラッタが回転するときに発生する空気の流れにより、プラッタと磁気ヘッドは接触せずに動作しています。

HDD構造

ハードディスクの寿命の目安は平均3年~4年程度となってますので4年以上使用したハードディスクは故障が発生しやすい状態になっている場合が多くなります。
構成パーツの経年劣化によりこのプラッタが回転する機構のベアリングにがたつきが生じたり磁気ヘッドそのものの動作が正常に機能しないという状態が増えてきます。
このような状態のハードディスクを高温の環境下で使用すると通常はプラッタに触れる事のない磁気ヘッドがプラッタ表面に落ち込むエラーが発生する可能性が非常に高くなります。
磁気ヘッドがプラッタに触れるとプラッタ表面の磁性体に致命的な傷を付けてしまいます。

HDDプラッタ表面傷

一度、プラッタ表面に致命的な傷が入るともうハードディスクとしては使用出来ません。
また、保存されているデータについてもアクセス不能となる可能性も非常に高くなります。

ハードディスク故障については他にも落雷の影響や落下させたなどの物理的な要素で故障するケースもありますが一番多いのは経年劣化のハードディスクを高温の環境下で使用した場合の故障が多いようです。

HDD経年劣化

パソコンの動作音が前より大きくなってきたとか異音がする、パソコンの使用年数が4年以上といった場合はハードディスクの健康状態チェックも含めパソコン全体の点検をお勧め致します。

パソコン点検については当店サポートカウンターまでご相談下さい。
また、ハードディスクの故障により重要なデータが取り出せなくなった場合のデータ復旧作業についてもご相談を承っております。
データ復旧作業のご依頼がありましたら合わせてご相談下さい。

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